バイト話その2 ケーキ屋さん
ご機嫌いかがでしょうか。
前回のブログから、学生時代に経験してきたバイト話を書いているみき(@mikikimi_04)です。
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たい焼き屋をクビになり、ケーキ屋の売り子へ
高校生になって初めてのバイトはたい焼き屋でしたが、家から通うのが大変で遅刻してクビになりました。
反省しつつ次のバイト先を探すなかで、”ネットや雑誌の求人だと、多くの募集があるため受かりにくく、お店に貼ってある求人募集の方が競争率が低い”という情報にたどりつき、実際に店頭をキョロキョロと見てまわることに。
運よく近所のケーキ屋が張り紙を出していたので、「ケーキ屋って廃棄もらえるのかな(ワクワク)」とまだ働いてもいないのに心踊らせながら面接をお願いしました 笑
ですがこのお店、家族経営している個人商店のケーキ屋でして、今思うとかなりブラックなお店なのでした…
今思うとめちゃブラックじゃないか?
今振り返るとなかなかエグくない?と思ったところをざっと挙げてみました。
・面接が店頭、10〜15分の立ち話で終了→人手が欲しくて誰でもよかったんだろうなと
・採用後「この日に来てね」だけで、給料の話やお店の概要などは一切なし→雇用契約書なんて皆無。時給や休憩もあやふや
・タイムカードが手書き→手書きってタイムカードの意味ある?
・お店の営業時間までしか時給は発生せず、お店を閉めたあとの清掃や片付けはすべてサービス残業→これは一番びっくりした 笑 閉め作業なんて確実にあるのに無給。
・土日は開店から閉店まで12時間入るシフトを組まれることも→まとまった休憩はお昼の30分のみという鬼畜さよ。
・社長と息子(シェフ)が常々ケンカしていて、険悪ムードのことが多々ある→親子ゲンカは家でやれよ。
・息子に聞かなきゃいけないことがあっても、不機嫌すぎてイライラしながらあたられることもしばしば→たかがバイトの私に当たるなよ。立場のあるシェフなんだからあんたが場の空気悪くしてどうすんだ。
どっからどう見てもブラックですね…!!
おまけにパートのおばちゃんとも上手くあわず、なぜが常にイライラされてた。
二人体制なのにそれがなかなかしんどくて、「あー更年期なんだな、仕方ない」と思うことにしてました。
ちなみに、私の”人生で大嫌いな人トップ3”にこのおばちゃんはランクインしてます 笑
でも、ときどきヘルプで行く支店のパートのおばちゃんはとても優しい人で大好きでした。
仕事はもちろんイライラせずに教えてくださり、バイト終わりに余ったケーキをこっそりおすそ分けしてくれることも。
誰もが気になる、 廃棄のケーキはもらえるのか?問題
ケーキ屋でバイトしてるとなると、気になるのが廃棄のケーキはもらえるのか?というところでしょう。
実際に今までも何回か聞かれて、やっぱりみんな気になっているんだなと感じていました。
私の働いていたところは、本店はもらえず、支店はもらえました。
本店は社長も、その次にえらい息子も、どちらもしっかり目を光らせていたので、余ったケーキはもらえませんでした。売れ残ったケーキはすべてごみ箱へ。おそらく、あくまで売り物なのでただ(無料)同然で食べられるのが嫌だったんだろうなと思います。
ですが、本店ではブーランジェリー (パン屋)も同時に行っており、シフトでお昼前後に入ったときは、好きなパンを好きなだけ食べることができました。
今思えば、私のパン好きはここから始まっていたのかも!
惣菜系、デニッシュ系、フランスパン系どれもとってもおいしかったので、いつもたくさん食べてました。
(何ならぶっ通しのシフト入ってしまった時は、食い意地張ってたくさん食べた)
逆に支店では、バイトリーダーみたいな管理者は存在せず、ヒラのバイトだけでまわしていたので廃棄がでたらみんなで分け合って持って帰っていました。
支店は本当に楽しくてラクだったなぁ。
ケーキ屋の店内に広がるスポンジや焼き菓子の焼き上がった匂いが本当に大好きで、そこだけは唯一心が満たされる時間でした。
その匂いがいまだに好きで、祝い事がなくてもよく街のケーキ屋に立ち寄ってしまいます 笑
幸福になれるスメルだ(と本気で思ってる)から、皆さんも街のケーキ屋に行ったら鼻から胸いっぱいに息を吸ってぜひ体感してみてください!